2021年9月6日 07:45
【インタビュー】黒木華&柄本佑、夫婦役共演を経て語る“結婚後”の変化と理想
の2018年準グランプリに輝いた作品です。脚本を読まれての印象から教えていただけますか?
黒木:ホンがとても面白くて!佐和子が本当はどう思っているのか、俊夫さんの振り回され加減まで全部が面白かったので、「佐和子という役をやってみたい」と思いました。それに、漫画パートと現実パートが映像になったときにどうなるのだろう、と気になりました。完成した作品を観たとき、想像していた以上に流れがよく見え、わかっていたはずの私でもいろいろ気づかされることが多く、本当に面白かったです。
柄本:僕も、初めてホンを読ませてもらったとき、展開の面白さをすごく感じました。何よりも偏りのない、観る人を選ばない、老若男女が楽しめる王道のエンターテインメント作品を監督がやろうとしてるんだ、と感じたんですよね。コメディ要素あり、ミステリー要素もあり、で、楽しく気持ちよく騙される作品だと思ったので、やってみたいなと思いました。
――本当に、いろいろな要素が混じって引き込まれ、ハラハラしながらも楽しめる作品ですよね。
柄本:入り口は“不倫映画”と謳っていますけど、なんかね、観終わった後、「あれ?これ不倫だったよね!?」