2021年10月2日 10:00
アレクサンダー・ロックウェル監督初期の傑作『イン・ザ・スープ』1週間限定上映
アレクサンダー・ロックウェル監督25年振りの日本劇場公開最新作『スウィート・シング』の公開を記念して、ロックウェル監督の1992年の代表作『イン・ザ・スープ』が1週間限定上映されることが決定した。
『イン・ザ・スープ』は個性派俳優スティーヴ・ブシェミと、一昨年に亡くなった米インディーズ界の名優シーモア・カッセルを主演に迎え、映画作りに没頭する青年アルドルフォ(ブシェミ)と彼に資金援助を申し出る怪しい男ジョー(カッセル)との奇妙な交遊をコミカルに描いた、ロックウェル監督初期の傑作コメディ。1992年のサンダンス映画祭ではグランプリを受賞した。
当時ロックウェル監督の妻だったジェニファー・ビールスがアルドルフォの隣に住むヒロイン・アンジェリカを演じ、盟友ジム・ジャームッシュも映画監督役で出演。日本では公開当時大ヒットし、いまでも米インディーズの重要な作品の一つとして人気が高い。また、今回、上映に使用される35mmフィルムは、『イン・ザ・スープ』の製作総指揮を務めた鈴木隆一氏の映画会社フイルムヴォイスに保管されていたもので、貴重な上映機会となる。
併せて、『イン・ザ・スープ』記念上映に寄せてロックウェル監督と鈴木隆一氏から喜びのコメントも到着した。