シネマカフェ的海外ドラマvol.138 謎が謎を呼ぶ…新型サスペンス「フリンジ」
(Photo:cinemacafe.net)
数々の注目タイトルが控える2010年の海外ドラマ界ですが、早くも大型タイトルが登場!「LOST」のJ.J.エイブラムスが製作総指揮に名を連ね、TVドラマ1話分の製作費としては巨額の1,000万ドルがパイロット版(第1話)に投じられた「FRINGE/フリンジ」を取り上げていきます。
2008年9月にアメリカのFOXネットワークで放送が始まり、現在はシーズン2に突入しているSFサスペンス「FRINGE/フリンジ」ですが、タイトルの“フリンジ”が意味するのは、いわゆる超能力や不可思議現象に分類され得る“フリンジ・サイエンス(非主流科学)”のこと。すなわち、科学と言っていいやら悪いやら微妙だけれど、解釈の仕方によっては科学かも?な現象や研究、手法が物語のポイントとなっています。
軸となるストーリーは、そんなフリンジ・サイエンスに関わる事件が発生し、ヒロインの女性捜査官と仲間たちが解決に向けて奔走するというもの。となると、毎回様々な事件が起こる1話完結型犯罪捜査ドラマのように思えますが、そう断言できないのが「FRINGE/フリンジ」らしさだと言えるかもしれません。