嵐莉菜×奥平大兼『マイスモールランド』ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門に正式招待
是枝裕和監督が率い、西川美和監督らが所属する映像制作者集団「分福」の新鋭監督・川和田恵真監督の商業映画デビュー作で、 日本、ドイツ、イラン、イラク、ロシアというマルチルーツを持つ嵐莉菜が主演する映画『マイスモールランド』。この度、本作が第72回(2022年)ベルリン国際映画祭で韓国映画『はちどり』の受賞も記憶に新しいジェネレーション部門に正式招待、ワールドプレミア上映されることが決定した。
ごく普通の高校生活を送っていた17歳のサーリャ(嵐莉菜)は、あるきっかけで在留資格を失い、家族の日常が一変する。本作では、そんな過酷な環境な中で主人公サーリャが、東京に住む日本人の少年・聡太(奥平大兼)との出会いをきっかけにアイデンティティに葛藤しながらも、成長していく物語が描かれる。
メガホンをとる「分福」所属の川和田監督は、是枝監督の『三度目の殺人』(17)で監督助手、西川監督の『すばらしき世界』(21)でメイキングを担当するなど、多くの現場で研鑽を積み、本作で満を持しての商業映画デビュー。今回の招待にあたり、「歴史あるベルリン国際映画祭に『マイスモールランド』をご招待いただいたこと、大変光栄に思います。