2022年2月18日 10:30
チャン・イーモウ監督、映画に熱狂した「興奮と喜び」込めた最新作『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』公開
米アカデミー賞の国際長編映画賞に3度ノミネートされ、多くの映画祭で華々しい受賞歴を誇る中国の巨匠チャン・イーモウ監督の最新作が邦題『ワン・セカンド永遠の24フレーム』として公開決定。日本版ポスタービジュアルが解禁された。
文化大革命時代の中国。フィルムの中にたった1秒だけ映し出されているという娘の姿を追い求める父親(チャン・イー)と、幼い弟との貧しい暮らしを懸命に生き抜こうとする孤独な少女(リウ・ハオツン)。決して交わるはずのなかった2人が、激動の時代の中で運命的に出会い、そして彼らの人生は思いがけない方向へと進んでいく――。
2021年トロント国際映画祭に正式出品され話題となった本作は、チャン・イーモウ監督自身が長年映画化を熱望していた企画であり、その全体にあたたかく流れるのは監督の確かな“映画への愛”。かつて手掛けた名作『初恋のきた道』や『妻への家路』のようなエモーショナルな人間ドラマであり、全ての“映画”へのオマージュを感じさせる。
チャン・イーモウ監督は本作によせて、「子供の頃に観た映画の光景がいつまでも忘れられない。あの言い表せないほどの興奮と喜びはまるで夢のようだった。