2010年4月15日 21:39
【どちらを観る?】クラシックが聴きたい 『のだめカンタービレ』&『オーケストラ!』
(Photo:cinemacafe.net)
劇場を出た後に無性に○○が食べたい!○○に行ってみたい!と欲望をかき立てられることがあるが、4月17日(土)に公開となる『のだめカンタービレ最終楽章 後編』と『オーケストラ!』は、観終わった後にクラシックを聴きたい!クラシックコンサートに行きたい!と思わせてくれる作品だ。
まずは『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』。ご存知、原作は大人気コミックス「のだめカンタービレ」で、クラシック音楽になじみのなかった若い世代にクラシックブームを巻き起こした作品。そして、2006年のドラマシリーズの完結編として映画化が実現。劇場版を前編・後編に分けるあたりはもったいぶってるなぁ〜と思いつつも、東京からパリへと舞台が移りスケールアップしているのは、やはりヒット作だからこそなせる技。後編の物語は、のだめと千秋が離れて暮らすことになったくだりから再開するが、ギャグ混じりで展開してきたこの2人の恋愛模様がちょっぴり大人な関係に…という変化はもちろん、見どころは何と言ってものだめの成長。ル・マルレ・オーケストラの常任指揮者として、バラバラだったオケをひとつにまとめ上げた千秋の成長がメインに描かれる前編に対して、後編はいよいよのだめのステージが華やかに描かれる。