2023年5月19日 11:00
アリ・アスター絶賛のストップモーションアニメ『オオカミの家』8月公開&短編 『骨』も同時上映
チリ発のストップモーション・アニメーション『オオカミの家』(原題:La Casa Lobo)が8月より公開されることが決定。ポスタービジュアルが解禁された。さらに、アリ・アスターが製作総指揮を務めた短編『骨』も同時上映される。
美しい山々に囲まれたチリ南部のドイツ人集落。“助け合って幸せに”をモットーとするその集落に、動物が大好きなマリアという美しい娘が暮らしていた。
ある日、ブタを逃がしてしまったマリアは、きびしい罰に耐えられず集落から脱走してしまう。逃げ込んだ一軒家で出会った2匹の子ブタに「ペドロ」「アナ」と名付け、世話をすることにしたマリア。だが、安心したのも束の間、森の奥から彼女を探すオオカミの声が聞こえはじめる。
怯えるマリアに呼応するように、子ブタは恐ろしい姿に形を変え、家は悪夢のような禍々しい世界と化していく…。
本作は、チリの2人組監督クリストバル・レオンとホアキン・コシーニャによる初の長編映画。チリ南部のある施設から逃走し、森の中の一軒家で2匹の子ブタと出会った娘マリアの身に起きる悪夢のような出来事を描いた“ホラー・フェアリーテイル”アニメーションだ。
ピノチェト軍事政権下のチリに実在したコロニア・ディグニダというコミューンにインスパイアされた本作は、レオン&コシーニャが監督のほかに脚本、美術、撮影、編集も務めた。