ノルウェーの美しい街で、同性カップルの日常を静かに見守る『ヒューマン・ポジション』予告編
「ノルウェーで最も美しい街」と称される街を舞台に、病気療養から復職した新聞記者が何げない日常や社会とのつながりから心の居場所を見出していく映画『ヒューマン・ポジション』。ポスタービジュアルと予告編、場面写真が一挙に解禁された。
本作は、ノルウェーの港町の新聞社で働く喪失感を抱えた主人公が、人生のちいさな一歩を踏み出す、猫と優しさと静かな時間に満ち満ちたスローシネマ。
解禁となった予告編では、そのカップル、アスタとライヴによる何気ない日常の中ににじむ、自国への問い、自身への問い、違和感や生き方についてが繰り返し問われていく。
それら全てを「そっと包み込む柔らかさ」「日常を静かに見守る」と評された本作。アンダース・エンブレム監督の故郷であるノルウェーのオーレンスを舞台にした美しい景色と共に静かな時間が流れている。
主人公アスタを演じるのは、監督のデビュー作『HURRY SLOWLY』(原題)に続いて再びタッグを組んだアマリエ・イプセン・ジェンセン。トラウマを抱える心の揺らぎや内に秘めた聡明さを、透明感を放ちながら抑制のきいた演技で表現。
彼女に優しく寄り添うライヴ役にはマリア・アグマロ。