“出られない図書館”の迷宮…井之脇海主演『ピアニストを待ちながら』予告編
世界的な建築家・隈研吾が手掛けた村上春樹ライブラリー館内で全編撮影された、井之脇海主演『ピアニストを待ちながら』からポスタービジュアルと予告編が解禁となった。
本作は、『のんきな姉さん』でデビュー後、『眠り姫』、建築家との共作『DUBHOUSE』や「音から作る映画」プロジェクト、『背 吉増剛造×空間現代』などを撮り、今年デビュー20周年となる異才・七里圭監督が早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)にて撮影した最新作。
2022年10月に早稲田大学にて45分版が初披露、翌2023年1月に舞台挨拶付きで特別上映されたが、この度、61分の劇場公開版として生まれ変わった。
ポスタービジュアルには、グランドピアノを弾く井之脇の後ろ姿と木竜麻生と大友一生の横顔の写真をバックに、世界的建築家の隈研吾が手掛けたエントランスの曲線を模したタイトルロゴと、木材をアーチ状に配したトンネル状の大屋根の一部を大胆にレイアウト。
そして予告編は、井之脇が奏でるピアノの旋律にのせて、“出られない図書館”の中で舞台の稽古をするキャラクターの姿や、「なぜ彼らは出て行かないのか?」という問いかけなど、本作の迷宮的世界観を凝縮させた映像となっている。