「完璧ではない自分を愛して」藤ヶ谷太輔&奈緒W主演『傲慢と善良』撮影舞台裏
藤ヶ谷太輔と奈緒がW主演する『傲慢と善良』より、撮影現場レポートが到着。重要シーンとクライマックスの裏側が明かされた。
2023年最も売れた小説として話題を呼んだ辻村深月による同名小説を原作とする本作。婚約者が突然失踪するというミステリアスな展開を描く恋愛ストーリーだ。
本作は、2023年11月に都内でクランクイン。表参道、神宮前、中目黒、青山、丸の内を中心に、マッチングアプリで始まる恋の出会いのリアルな場所がロケ地として設定された。
かねてより映画化を熱望し、念願叶っての架役を射止めた藤ヶ谷は撮影現場で積極的にコミュニケーションをとるなど気合十分。この日の撮影は、婚約後に真実(奈緒)が失踪する直前の朝の1シーン。都会的でスタイリッシュな架の部屋は、隅々まで趣向が凝らされ「家もオフィスも自分の好きなようにリノベーション、乗っているゲレンデをカスタムしているところからも架の傲慢さを感じてもらえると思います」と、萩原健太郎監督は語る。
段取りが開始されると、奈緒がセリフを言うタイミングを萩原監督に提案するなど、細かい調整が行われた。このシーンで真実が水をあげているゼラニウムは真実の実家にもあり、彼女が母親の影響から抜け出せていないことを表現しているという。