動物に変異した“新生物”の姿捉える『動物界』日本版予告
2023年度セザール賞で最多12部門にノミネートされた注目作『動物界』より、日本版予告と場面写真が解禁された。
人間が動物に変異する奇病が蔓延する近未来を舞台にした本作は、本国で観客動員100万人越えの大ヒットを記録した話題作。人種差別、移民、ルッキズム、感染症など現代的なテーマを内包し、フランス映画のイメージを覆す内容となっている。
この度解禁された予告編では、人間が動物化する奇病が蔓延する世界で行方不明となった母を探す親子のドラマが明かされる。
フランソワとエミールの親子は、病に侵され“新生物”となった母・ラナと新しい家族の形を模索していた。ある日、ラナを乗せた輸送車が事故にあい、40名以上の患者が失踪。親子は自力でラナを探し始める。やがて逃走した新生物たちは町を混乱の渦に陥れ、対立と分断が進んでいく最中、エミールの身体にも変化が訪れる…。
社会性を孕むテーマとスリリングなドラマ、青々とした緑が魅惑的なフランス南西部の大自然、そして人間と動物を掛け合わせ作り上げられたリアリティ溢れるカメレオン、鳥、タコ、センザンコウ、さらにはクマのような新生物の姿など、最新VFX技術と特殊メイクで誕生した“新生物”たちも登場し、本作の世界観の一端が垣間見える。