2010年11月5日 22:38
ロバート・デ・ニーロの67歳の“変身” 仮釈放管理官と移民嫌いの議員の間で揺れる?
(Photo:cinemacafe.net)
名優ロバート・デ・ニーロの出演作品『ストーン』と『マチェーテ』が2週連続で日本で公開。ボクサーからマフィアまで様々な役柄に“変身”してきたデ・ニーロだが、『マチェーテ』では移民嫌いの上院議員を、そして『ストーン』では“仮釈放管理官”という耳慣れぬ職業の男を演じている。全く対応の違う作品ながら緻密な役作りを行い、豪華共演陣との“演技対決”を見せてくれている。
先日公開されたばかりの『ストーン』で演じている“仮釈放管理官”という仕事は、服役中の受刑者が仮釈放できるかを審査すること。無期刑せ服役している場合は10年以上、有期刑の場合、刑期の3分の1以上の期間服役している者で、悔悟の情が認められる、更生の意欲が認められる、再犯の恐れがない、などといったいくつかの条件に照らし合わせながら釈放の可否を判断しなくてはいけない。本作ではエドワート・ノートン扮する服役中の囚人・ストーンが、管理官のジャックに何とかこの審査に手心を加えてもらおうと画策。そこで、ミラ・ジョヴォヴィッチが演じる美しい妻にジャックを誘惑させる。ここから運命の歯車は思わぬ方向へと3人を導くのだが、ここでの演技合戦が見どころ!本物の服役中の囚人に脚本を見せ、話を聞いたというエドワードに、代表作の『バイオハザード』シリーズとは全く異なる役柄で新境地を開いたミラ。