『リアル・ペイン』キーラン・カルキン、「愛すべき存在だけど、同時に嫌われる」神がかり的演技が光る本編映像
ジェシー・アイゼンバーグ監督・脚本・主演『リアル・ペイン~心の旅~』から、先日の第82回ゴールデングローブ賞で助演男優賞受賞を果たしたキーラン・カルキンの“神がかり的演技”が光る本編映像が解禁された。
キーラン・カルキンが演じるのは、ジェシー・アイゼンバーグ演じるデヴィッドの従兄弟、ベンジー。
亡き祖母の故郷ポーランドを旅する途中、自分自身が置かれている“ポーランドで列車に乗るユダヤ人”という状況に違和感を感じて感情を爆発させる姿が描かれている。
多くのユダヤ人が、ナチス・ドイツが第二次世界大戦中に設置した強制収容所に向け、列車で移動させられた80年前に想いを馳せ、感情を抑えられなくなったからだ。
従兄弟のデヴィッドをはじめ、そのほかツアーに参加した人々はそんな彼の様子に困惑し、ガイドのジェームズ(ウィル・シャープ)が「時々起きる問題だ。高級ホテルで一流料理を味わい、同時に家族の恐ろしい歴史を振り返ると…」と優しく諭すシーンが切り取られている。

キーラン・カルキンが本作で演じるベンジーは、誰とでもすぐに打ち解けることができるチャーミングさがある一方で、次の瞬間には不機嫌で皮肉屋になる自由奔放なキャラクター。