綾野剛と柴咲コウ、互いの供述を巡る『でっちあげ』の新映像が到着

監督・三池崇史、主演・綾野剛の映画『でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男』(6月27日公開)の本編映像の一部が公開となり、併せて場面写真が新たに3点到着した。
本作は、第6回新潮ドキュメント賞を受賞した福田ますみ氏のルポルタージュ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』を原作とし、三池崇史監督が映画化。主人公の小学校教諭・薮下誠一(綾野剛)は、保護者・氷室律子(柴咲コウ)に児童・氷室拓翔(三浦綺羅)への体罰で告発され、報道をきっかけに「史上最悪の殺人教師」と呼ばれ、停職処分となる。児童側を擁護する550人の弁護団が結成され、民事裁判が始まるのだが、法廷は担当教諭の完全否認からストーリーは展開していく。
今回公開された映像は、左右に二分割された画面から始まり、土砂降りの中、傘も持たずに氷室家のある高級マンションのエントランスへと歩いていく薮下の後ろ姿が映し出されている。その後、シーンは律子目線の【氷室律子の供述】と薮下目線の【薮下誠一の供述】へと続き、それぞれで状況が一変する。
律子の目に映る薮下の振る舞いは横柄で傲慢。穏やかな口調ではあるが、拓翔への憎悪すら感じさせる言動のち、突然、机を叩き律子を困惑させる。