2014年10月1日 10:30
RSPの買収でタッチの世界が変わる - Synapticsのリック・バーグマンCEO
既報の通り、Synapticsは10月1日付でルネサスエスピードライバ(RSP)の買収を完了したことを発表した。これにより、Synapticsはタッチソリューションベンダから、中小型液晶向けドライバICも手掛ける表示デバイス向けソリューションベンダへと変貌を遂げることとなる。果たして、新生Synapticsはどのような姿となるのか、Synapticsの社長兼CEOのリック・バーグマン氏に話を聞いた。
--6月11日の発表から約3カ月での買収完了ですね
この統合が実現するまで、忙しい日々を過ごしてきた。事前に2014年の第4四半期中には買収を完了する予定とアナウンスをしていたが、最速の形で実現でき、新生Synapticsとしてのスタートを切ることができた。
--この買収・統合の意図するところは何でしょう?
6月の時点でも買収の背景を説明したが、実際に統合が進んだことで、よりエキサイティングな結果を生み出すこととなった。Synapticsはタッチソリューションのリーダーであり、RSPはディスプレイドライバのリーダー企業だった。買収の発表以降、RSPと連携を図ってきたが、両社の顧客の反応は非常に好意的だ。