2014年10月9日 11:34
"カッパ捕獲許可証"が岩手県で発行!! カッパは捕獲できるのか!?
野生の鳥や獣は法律で捕獲が禁止されており、狩猟や害獣駆除などを行う場合には捕獲許可証が必要だ。本来は、鳥や獣を対象とした捕獲許可証だが、"民話のふるさと"と言われている岩手県遠野市では「カッパ捕獲許可証」が発行されているという。いったいどんな許可証なのか、同許可証を発行している遠野市観光協会に話を聞いてみた。
○「カッパ捕獲許可証」とは
「カッパ捕獲許可証」は、遠野市土淵町の「カッパ淵」で、カッパを捕獲することができるという許可証だ。カッパ淵は、昔にカッパが目撃されたという場所であり、カッパ淵のある常堅寺は、火事にあった際にカッパが火消しをしてくれたとの言い伝えがあるほか、頭に皿がある「カッパ狛犬」が置かれているなど、カッパとは縁の深いお寺となっている。
カッパ淵には運萬治男さんという案内人(守りっと)がおり、カッパに会いたいと、キュウリなどを餌にカッパ釣りをしているそうだ。その運萬さんが「カッパ捕獲許可証」を持つ唯一の人であったが、10年ほど前に観光協会事務局長と運萬さんが相談して、観光客にもカッパの捕獲を楽しんでもらおう、ということになり「カッパ捕獲許可証」を販売することになったのだ。