Scientific Linuxチームは10月13日(米国時間)、「Scientific Linux 7.0 Release Notes」においてScientific Linuxの最新版となる「Scientific Linux 7.0」の公開を伝えた。Red Hat Enterprise Linux 7.0をベースとしており、x86_64アーキテクチャ版が提供されている。Red Hat Enterprise Linux 7.0のリリースから4ヵ月ほどたってのリリースとなった。
Red Hat Enterprise Linux(RHEL)をベースとした派生ディストリビューションはいくつか存在しており、なかでもエンタープライズ向けにOracleが提供しているOracle Linuxや、Red Hatが開発を支援しているCentOSなどが有名。Scientific Linuxは一時期、CentOSに代わる代表的なRHELクローンとして期待が持たれた時期があったが、現在はCentOSがその位置を確保している。
CentOSはエンタープライズシーンでも採用されることが多いLinuxディストリビューションだが、ある時期に開発が大きく停滞したことがあった。