2014年10月23日 14:07
ID管理、DLPで万全の対策を - トップダウンで進める情報漏えい対策とは
昨今、企業からの大規模な情報流出事件が頻繁に報じられている。これを受けマイナビでは、2014年11月6日「企業の信用が一瞬で崩れ去る"情報流出"を、根本的に防ぐための方法とは?」と題したセミナーを開催する。これに先立ち、セミナーの最終幕でDLP(Data Loss Prevention:情報流出防止)についてのセッションを担当する、マカフィー株式会社 セールスエンジニアリング本部 倉持由紀子氏に、企業の情報漏えい対策の現状と、対策を取るうえでのポイントについて聞いた。
○「なかなか進まない」「機能していない」- 情報漏えい対策の課題
「スマホからSNSやブログなどへ簡単にコメントをつけられるようになったことで、情報を漏えいしてしまった企業への評価は、以前よりも大きな傷となって残ります。自社が同様の事件・事故の当事者になってしまった場合のことを考えて、危機感をお持ちの経営層の方も多いですね」
これまで数々の企業のセキュリティ対策に携わってきた倉持氏だが、情報漏えいのパターンが多様化する中、万全の対策が整っている企業は多くないと考えている。
「数年ほど前、漏えい対策の製品が本格的に出始めたころ、一度は導入を検討したものの、途中で挫折してしまった企業も多いようです」