フィギュア・町田樹がGPアメリカ大会2連覇 - 「悪そうな笑みがたまらない」
日本のエースは羽生結弦ではない―。そう言わんばかりの力強く伸びやかなスケーティングを町田選手が演じてみせた。
25日のショートプログラムでは、ソチ五輪銅メダルのデニス・テン選手(カザフスタン)やグランプリファイナル優勝などのキャリアを持つジェレミー・アボット選手(アメリカ)ら実力者がひしめく中、唯一の90点台となる93・39をマークして首位発進をした。
そして迎えた26日のフリースケート。今シーズンより取り入れたルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作の「交響曲第9番」の調べに乗った演技を、多くのフィギュアスケートファンに初めて披露した。
冒頭の4回転トゥーループを鮮やかに決めると、続く4回転トゥーループ-2回転トゥーループも無事に着氷。
さらにトリプルアクセルからの3回転トゥーループもきれいに決め、GOEでも2点を加点した。後半のジャンプも大きなミスはほぼ見られず、175・70をマーク。2位のジェイソン・ブラウン選手(アメリカ)に30点以上の大差をつけるトータル269・09で見事にV2を達成した。
町田選手の会心の演技に、Twitter上には
「すごい完成度! ジャンプもちろんすごいけど、ステップ! 素敵! なんという情熱的な! うわああああん! 町田先生! 」
「まっちーキスクラの悪そうな笑みがたまらない! 」
「アアアアアもう~~~~まっちーのバレエ的な身のこなし好きィィィィ」
「まっちーの第九の初演、圧巻だった。でもこれはまだスタート地点。極北に到達した時はどんな銀河点が出るんだろう。それと共に楽しみなのは観客席からまっちーの演技の後押しをするであろう第九の大合唱。演技の中盤は大合唱をフルコーラスで歌う覚悟が必要」
などのファンの歓喜の声が多数見られた(すべて原文)。
四大陸選手権4位などの成績を収め、現在は関西大学を拠点にコーチとして活動する元フィギュアスケート選手の澤田亜紀さんは、「昨年に比べて感じることは、『スケートが伸びるな』ということです。1歩押した時に滑る距離が伸び、演技が途切れることなくつながっているなと感じました」と、昨シーズンとの違いを分析。
その上で、「ショート・フリーとも大きなミスはなく、満足のいく内容になったのではないのかと思います。この結果を自信に、2戦目でも力を発揮してほしいです」と話した。
今回の勝利でグランプリシリーズ通算4勝目となった町田選手。次戦は11月22日、23日のエリック・ボンパール杯に出場予定だ。
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