くらし情報『関西オモシロ鉄道の旅 (28) 京都の紅葉シーズン到来! 嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車』

2014年11月9日 08:30

関西オモシロ鉄道の旅 (28) 京都の紅葉シーズン到来! 嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車

関西オモシロ鉄道の旅 (28) 京都の紅葉シーズン到来! 嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車
嵯峨野観光鉄道はトロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅まで、総距離7.3kmの観光トロッコ鉄道です。線路は山陰本線の旧線をそのまんま使っています。あの一世を風靡したテレビゲーム『電車でGO!』の最初のバージョンで、キハ58系が走っていた路線というとわかりやすいでしょうか(わかりやすくないか……)。客車はJRの貨車を改造し、機関車はDE10形を塗り替えて使っています。

列車は保津川沿いの渓谷を走っていて、急流下りで有名な保津峡を見下ろす景色が楽しめます。京都と亀岡の市街地に挟まれた短い路線ながら、意外と山深い山岳鉄道の趣があります。このあたり、叡山電鉄の回でも書きましたが、いわゆる「京都の中自然」といった雰囲気ですね。人を拒絶するようなグレートネイチャーな世界ではないけれど、「夜にはしっかりお化けが出ますよ」的な山深さ。


よく晴れた秋日和、筆者はひとり、トロッコ列車が来るのを待ち構えていました。しかし人里離れた山峡にひとりでいると、いささか寂しい気持ちになります。お化けだって、「昼間は絶対に出ません」と約束してくれているわけではありません。

不意に川のほうから歓声が上がりました。やばい、昼間から出たか!? と思って目を凝らすと、生い茂った枝越しに、瀬に揉まれるラフティングのボートが見えました。

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