くらし情報『日本電産、SiCインバータによるマグネットレスモータ駆動システムを開発』

2014年11月17日 09:45

日本電産、SiCインバータによるマグネットレスモータ駆動システムを開発

日本電産、SiCインバータによるマグネットレスモータ駆動システムを開発
日本電産は11月13日、同社の中央モーター基礎技術研究所が、SiCを搭載したインバータでモータを駆動する技術を開発し、永久磁石を全く使わず特別な制御が必要なスイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)に適用して、マグネットレスモータ駆動システムのコンセプトモデルを試作したと発表した。

今回、低損失・高耐熱で大電流駆動できるSiC半導体デバイスに着目し、SiCを搭載したインバータでモータを駆動させるシステムの実現と、モータ駆動システムの小型化と軽量化に成功した。試作したコンセプトモデルは、従来のインバータとモータの組み合わせに比べ、32%の小型化、69%の軽量化を達成している。加えて、インバータにSiCを使用することで電力損失を大幅に抑えることができるため、低消費電力化にも大きく貢献することが期待されるとしている。

また、同モータ駆動システムの試作においては、SiC半導体デバイスの性能を引き出すための回路技術と、インバータに搭載される部品のサーマルマネージメントを可能とするための熱解析技術を開発した。SiC半導体デバイスは、京都大学で数十年にわたり研究開発が進められているが、京都大学を中心とした多くの大学、企業、公的研究機関が一体になって推進する科学技術振興機構(JST)

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.