2014年11月17日 10:25
宇宙論から感染症対策まで注目分野に向けた発表が目白押し - スパコン最大の学会「SC14」が開幕
スーパーコンピュータ(スパコン)関係の最大の学会であるSC14が、開幕した。今年の開催地はNew Orleansで、ここでの開催は2010年から5年ぶりである。主催者側によると、事前登録した今年の参加者は約1万人で、昨年と同等のレベルであるという。
SCではチュートリアルや特定分野のワークショップ、企業や研究機関の展示、本会議という大きく分けて3つのアクティビティが行われる。11月16日の日曜が開幕であるが、日曜と月曜はチュートリアルとワークショップという日程で、SC14本会議は18日の、主催者の挨拶と基調講演から始まる。そして展示は、17日の午後7時のOpening Galaからとなる。
Opening Galaでは食べ物や飲み物が振る舞われ、ビールを片手に展示ブースを回るという姿が多く見られる。ここで、どのような展示があるかの目星をつけて、翌日から19日午後3時までの展示期間にどれを詳しく見るかという作戦を決めることになる。
今年は、スパコン関係では日本の顔とも言える東京工業大学(東工大)の松岡聡 教授がSidney Fernbach賞を受賞し、記念講演を行うので、そのポスターが各所に立っている。