OpenBSDプロジェクトは「LibreSSL 2.1.2 released」において、LibreSSLの最新バージョンとなる「LibreSSL 2.1.2」の公開を伝えた。「LibreSSL 2.1.2」は以前のバージョンと比較してパフォーマンスが大幅に向上しているほか、互換性と移植性の向上が向上している。「LibreSSL 2.1.2」の主な特徴は次のとおり。
GOSTとCamelliaという重要性の高い暗号化機能の互換性を向上
セキュアなクライアント・サーバ通信を実現するために利用できる簡素化されたインタフェースを提供するlibtlsライブラリのプレビュー版の導入
mingw-w64ターゲットとしてMicrosoft Windows 32ビット版および64ビット版を追加
Linux、*BSD、Solarisなどにおいていくつかのアルゴリズムをアセンブラで高速化
Mac OS Xにおいてx86_64プロセッサ機能を有効化
FreeBSDおよびMac OS Xにおいてシステムが提供しているarc4random_buf(3)関数ではなくOpenBSD版の実装を使うように差し替え。オペレーティングシステム側に修正が入れば元に戻す見通し。