2014年12月16日 11:00
妻夫木聡「目の前にあることに挫けず突き進んで!」と学生にエール
俳優の妻夫木聡、映画監督の石井裕也が15日、東京・小平の武蔵野美術大学で行われた映画『バンクーバーの朝日』ティーチイン付き試写会に出席した。
本作は、戦前のカナダ・バンクーバーを舞台に、差別や貧困の中にあってもフェアプレーの精神でひたむきに戦い抜き、白人社会からも絶賛と人気を得た日系人で構成された実在の野球チーム"バンクーバー朝日"を描いた作品。公開を間近に控えたこの日は、武蔵野美術大学で大学生を対象にした試写会が実施され、試写会後に特別野外授業として妻夫木と石井監督が学生からの質問に応じた。
まずは石井監督が「僕は大阪芸大出身ですが、むさびはオシャレで羨ましいとずっと思ってました。だから今日来ることができてうれしいです」と笑顔を見せ、妻夫木は「この映画で目の前に一生懸命なるというか挑むことを学ばせてもらいました。この映画を見て、そういうことを感じてもらったらいいし、そういう熱い思いを誰かに届けて下さい」とアピール。質疑応答では、芸大ということで技術的なことなどの質問が集中する中、卒業制作を控える4年生から「オススメの体調管理は?」という質問に妻夫木は「僕は不器用なので、映画が始まる1カ月ぐらいからあまり仕事を入れません。