2014年12月25日 09:20
なぜドコモの回線を利用するMVNOが多いの? - いまさら聞けないAndroidのなぜ
多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、「なぜドコモの回線を利用するMVNOが多いの?」という質問に答えます。
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Android端末でも利用者増加中のMVNO(Mobile Virtual Network Operator)は、無線通信基盤を移動体通信事業者から借り受け、独自仕様をくわえて提供するネットワーク接続サービスの総称です。mineo(au/KDDI回線)やディズニー・モバイル(ソフトバンク回線)など一部を除けば、その多くはNTTドコモの回線を使用しています。
無線通信に使える電波の帯域には限りがあるため、移動体通信事業者として使用を許可されているのは数社です。MVNOはその許可を受けた事業者の設備を利用するため、一般の企業でも参入できます。
しかし日本でMVNOを展開しようとすれば、通信可能エリアの広さや通信設備の充実度からいって、NTTドコモとau/KDDI、ソフトバンクのいずれかから回線を借り受けなければなりません。