2015年1月10日 10:30
様々な人と出会い、地域を深く知る米国発の口コミサイト「Yelp」
2014年4月より、正式にサービスを開始した「Yelp」。「口コミローカル情報サイト」というカテゴリのWebサービスだが、全業種版の"食べログ"、"ぐるなび"と説明した方がわかりやすいだろうか。
アメリカで2004年にサービスを開始したYelpは10年という節目を超えた。10年目にして日本上陸というのは、米国発のWebサービスとしてはやや珍しい遅さとも言えるが、これには理由がある。ローカル情報を取り扱うWebサービスは、通常のWebサービスと異なり、各地方の様々な情報を取得し、常に最新の情報に書き換える必要がある。
もちろん、口コミローカル情報サイトであるから、ユーザーの手によって最新の情報にアップデートしていく「CGM(Consumer Generate Media)」のYelpはもっと早く上陸しても良かったことだろう。ただこれは、Yelp自身の成長にも関連しており、スマートフォンが普及した後に急激な成長を遂げたという状況もあった。
スマートフォン時代に差し掛かった後の急激な成長は特段説明する必要もないだろう。
地域情報を網羅しているYelpは、飲食店に限らず、美容室や病院、ファッションまでありとあらゆる小売店の情報を組み込んでいる。