"キー"は着脱式に! 液晶ペンタブレット「Cintiq 27QHD」を使ってみた (4) 内蔵スタンドは"使える"のか?

2月に発売予定の液晶ペンタブレット「Cintiq 27QHD」。今回は、内蔵スタンドや、高性能の専用スタンド(別売り)について、試用してわかったことをレポートしていく。
液晶ペンタブレットでは設置角度が重要だ。角度によっては部屋の照明や窓を反射してしまい、画面が見づらくなってしまうからだ。かといって、直接画面に描写するので、通常のモニタのように立てておけばいいというものでもない。従来、大型のCintiqではそれぞれ専用のスタンドが付属しており、様々な角度に対応できるようになっていた。
Cintiq 27QHDではこのスタンドが別売りとなり、そのかわりに本体に脚が内蔵された。本体が軽量化され、簡易スタンドでも耐えられるようになったのと、別売りにすることで導入コストを下げることがその理由だろう。
27QHDの価格は本体のみであれば、24HDとほぼ同じなのだ。
では本体のみ、内蔵スタンドはどの程度使えるものなのだろうか。内蔵スタンドを折りたたんだ状態では5度、スタンドを出した状態では20度の2段階の角度をつけることができる。
実際に使ってみると、5度という角度は盤面の遠くに手が届きにくく、また室内の照明を反射してしまい、あまり使いやすいものではなかった。