Rust 1.0 α版が登場
これまでの開発版と異なりα版では機能変更を伴うようなコミットは実施されず、主に安定性の向上に関連する修正が取り込まれることになる。開発コミュニティは、「安定性を向上させて1.0のリリースへ繋げるにはユーザのヘルプが必要」としており、特にα版ではナイトリービルドを使って動作検証を実施してほしいと呼びかけている。
次のリリースは6週間後のベータ1と予定されている。最終リリースは開発コミュニティの定める安定保証の基準をクリアした後になり、ベータ版がどのバージョンまで提供されるかは今後の開発の進捗に左右されると見られる。
Rustはシステム開発を目的とした開発段階にあるプログラミング言語。実行の高速性と安全性の双方に主眼を置いており、ガベージコレクタを使用することなくこの目的の実現を目指している。
また、特にメモリを安全に管理できる設計である点、並列処理を簡単に実現できる点などに特徴がある。