最大離陸重量97tのA321neoがローンチ - 単通路型機で最長の航続距離に
エアバスは現地時間の1月13日、最大離陸重量を97tに増加させたA321neoをローンチしたことを発表した。米ロサンゼルスを拠点とする航空機リース会社のエア・リース・コーポレーション(ALC)が同型のローンチカスタマーとなった。ALCは、A321neoを30機追加発注する覚書(MoU)を締結し、A321neoの合計発注数を90機に増加させた。
最大離陸重量を97tに増加させることでA321neoの航続距離は4,000海里(7,408km)に延長される。これは単通路型機の中で最長の航続距離で、大西洋横断路線での運航に最適な機体となる。これにより、航空会社は従来の単通路型機では実現できなかった新たな長距離路線市場開拓も可能となるという。
ALCの覚書による30機のA321neoと25機のA330neoの発注が確定発注となれば、同社のエアバス機に対する合計発注数は258機になる(A320ceoが53機、A320neoファミリーが140機、A330ファミリーが15機、A350 XWBファミリーが25機、A330neoファミリーが25機)。
97tのA321neoは客室に高い快適性と柔軟性を提供するキャビン・フレックス(Cabin-Flex)