2015年1月26日 17:06
ルネサス、産業機器向けに大容量メモリを搭載した32ビットマイコンを発表
ルネサス エレクトロニクスは1月26日、32ビットマイコン「RXファミリ」のフラグシップ製品で、CPU動作周波数が240MHzの「RX700シリーズ」の第1弾製品として、最大4MBのフラッシュメモリを内蔵した「RX71Mグループ」を発表した。
同製品は、CPUの動作周波数を従来の2倍となる240MHzに向上させている他、パッケージの端子数は100~177ピン、内蔵フラッシュメモリサイズは2~4MBの計112品種がラインナップされており、IoT(Internet of Things)/M2M(Machine to Machine)化の進む産業機器のスケーラブルなプラットフォーム展開に最適なマイコンを同一アーキテクチャ、互換性を持つ「RXファミリ」から選択可能となり開発期間・開発費の削減に貢献する。
また、産業機器のIoT化に伴う通信インタフェースの多様化、高機能化と、それに伴う開発のグローバル化により重要度の高まる開発段階からのコードデータ秘匿性の確保と不正コピー防止機能を拡充した。従来は内蔵フラッシュメモリに格納したコードを外部からの読み出しから保護する機能があり、開発完了後のコードを漏洩から保護することが可能だった。