くらし情報『2014年の「特殊詐欺」被害額が過去最悪、被害者の8割弱が高齢者』

2015年1月30日 10:40

2014年の「特殊詐欺」被害額が過去最悪、被害者の8割弱が高齢者

2014年の「特殊詐欺」被害額が過去最悪、被害者の8割弱が高齢者
警察庁は29日、2014年の特殊詐欺認知・検知状況等を発表した。それによると、2014年に全国の警察が把握した振り込め詐欺などの特殊詐欺の被害総額は約559億4,000万円となり、初めて500億円を超え、過去最悪を更新した。

増加は5年連続で、前年と比べて約70億円(14%)増えた。特殊詐欺の被害総額は全財産犯の現金被害額約1,130億円の49.5%に当たるという。

認知件数は前年比1,373件(11%)増の1万3,371件。被害者の年齢層を見ると、65歳以上の高齢者が前年比1,246件(13.4%)増の1万540件と大幅に増加し、構成比も同1.3ポイント増の78.8%に上った。高齢者の割合が特に多かったのは、「オレオレ詐欺」が同2.8ポイント増の92.1%、還付金詐欺が同1.8ポイント増の93.4%、金融商品等取引名目詐欺が同2.7ポイント増の87.6%などとなった。

また、現金送付型の被害は、認知件数(既遂)が前年比1,050件(57.6%)増の2,872件、被害額が同81億1,000億円(61.9%)増の約212億1,000万円と急増。
1件当たりの被害金額は約738万円で、振込型の約226万円、手交型の約570万円と比べて高額となっている。

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