キーサイト、高精度パワー測定と高分解能オシロを統合した計測器を発売
従来、「パワー・アナライザ」と言えば、きわめて高い精度で電力を測定する計測器であり、波形を観測するデジタルオシロのような機能を備えていなかった。このため、テストベンチではパワー・アナライザのほかに、デジタルオシロを用意して作業にあたることが多かった。
このとき、少なくとも2つの問題が生じていた。1つは、パワー・アナライザが対象とする高電圧・大電流の測定を、小信号測定が前提のデジタルオシロでは直接は扱えないこと。もう1つは、デジタルオシロの分解能が8ビットとそれほど高くはなく、パワー・アナライザが要求する高い精度の波形解析が難しいこと、である。
そこでキーサイトは、16ビットと高い分解能の波形入力機能を備えるとともに、1000Vrmsと高い電圧や50Armsという大電流を直接扱え、基本確度が0.05%と高いパワー・アナライザを開発した。通常のパワー・アナライザとしての表示のほかに、デジタルオシロと同様の波形表示を可能にしている。
12.1インチと大きな静電容量式タッチパネル内蔵のカラー液晶ディスプレイを備えており、スマートフォンと同様のマルチタッチ操作に対応する。
搭載しているデジタルオシロのサンプリング速度は5Mサンプル/秒、帯域幅は2MHz、波形メモリは最大で4Mポイントである。
「PA2201A」の価格は約236万円(税抜き価格)。出荷開始は2015年5月の予定である。
このほか、入力チャンネル数が4チャンネルで、3相交流の測定に対応した「PA2203A」を開発中である。「PA2203A」の発売は2015年10月、出荷開始は2015年12月を予定する。価格は約350万円(税抜き価格)となる見込み。
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