2015年2月5日 12:30
キャリアななめ斬り! (44) 「このビジネスはダメなんじゃないか?」と思う時
仕事柄、経営者やプロジェクトリーダーの方によくお会いする。新規ビジネスや新規プロジェクトについて、マーケティングや、広報/宣伝の視点からアドバイスをさせていただく。稀にではあるが、ビジネスモデルやマーケティング戦略を伺った後、「これはちょっと厳しいぞ」と思うことがある。
○3つの視点
明確な「ロジック」としてではなく、あくまで「直感」で感じる。後からこの直感が正しかったと分かることも多い。最近では、自分なりにではあるが自分の直感にある傾向が分かってきた。
「どういうビジネスをするのか?」と聞かれた際、聞かれた人は次の3つのいずれかの視点で答えることが多い。
(1) 「自分」の視点:英語でいうと「I think…」
(2) 自分以外の「特定の人物(実在・架空)」の視点:英語で「He / She thinks…」
(3) 「日本人」「女性」「団塊世代」といった抽象的な集合体の視点:英語で「They think…」
もちろん、1、2、3の視点が入り交じることが普通だ。
「I think…」と自分の視点だけで語ってしまっていないか。「特定の顧客像」の視点で(He/She thinks…)