2015年2月8日 21:00
リドリー・スコット監督、新作誕生は「『グラディエーター』成功のおかげ」
俳優のクリスチャン・ベールが旧約聖書の英雄モーゼを演じる映画『エクソダス:神と王』(公開中)。このたび、自身の作品としては過去最大の168億円の製作費を投じたという、リドリー・スコット監督のインタビュー映像が公開され、代表作『グラディエーター』があったからこそ、本作が完成したという秘話が明らかになった。
本作の最大の見どころは、細部まで忠実に再現したリアリティに加え、最新の視覚効果と3D技術を駆使し、語り継がれてきた奇跡の映像化を実現した点。古代エジプトの壮大な風景、強大なエジプト軍との熾烈なバトル、猛威を振るう"10の奇跡"などが、壮大なスケールで描かれている。
公開されたインタビュー映像で、リドリー・スコット監督は「『グラディエーター』を製作して本当に良かった。製作前は歴史劇に対する世間の目がまだ冷たかった。スカートとサンダル姿の男に抵抗があったんだ(笑)。だが今は、古代の話に抵抗がない。
『グラディエーター』が成功したおかげだと思っている」と語る。第73回アカデミー賞にて、作品賞・主演男優賞・衣裳デザイン賞・録音賞・視覚効果賞の5部門を受賞した『グラディエーター』の成功があったからこそ、本作が製作されたといっても過言ではない。