2015年2月18日 09:29
日本を訪問する中国人観光客が激増! その背景と実態とは!?
日本を訪問する中国人が急増している。2014年の訪日外国人数は前年比29.4%増の1,341万3,600人となり、2年連続で過去最高を更新したが、国・地域別に見ると、台湾が最も多く前年比28.0%増の282万9,800人、2位は韓国で同12.2%増の275万5,300人、3位は中国で伸び率が最も高い同83.3%増の240万9,200人で、中国は初めて200万人を突破した。
また、人数だけでなく、訪日外国人の旅行消費額(2014年年間値(速報))を国・地域別に見ると、中国が前年比102.4%増の5,583億円で最も多かった。決して良いとは言えない日中関係だが、そうした中でなぜこれほど多くの中国人が日本を観光で訪れ、買物をしているのか? その背景と実態について、観光庁、ドラッグストアなどに聞いた内容を紹介したい。
○積極的なプロモーション、円安、輸送量の増加などが要因
観光庁で対応していただいたのは、同庁国際観光課 外客誘致室の関隆宏係長と、同庁観光戦略課 調査室の田嶋ひとみ氏。2014年の訪日中国人がなぜここまで増加したのか、その要因について、関氏は、「高い経済成長による中国の旅行者数が全体として増えていることが背景としてある中で、日本政府観光局(JNTO)