くらし情報『厳しい日本のふところ事情~「財政健全化」が急務に』

2015年2月26日 16:36

厳しい日本のふところ事情~「財政健全化」が急務に

厳しい日本のふところ事情~「財政健全化」が急務に
昨年3月に成立した2014年度の一般会計歳出総額は、95兆8,823億円と過去最大規模となりました。一方、一般会計歳入総額は、税収が50兆10億円、新規国債発行額は41兆2,500億円となり、2年連続で税収が借金を上回ったものの、依然、国の財政は不健全な状況が続いています。

こうした国の予算などを見るにあたって、「兆円」という数字はあまりに大きく実感に乏しいため、下表で、政府予算を一般の家計に例えてみました。なお、下文の( )内は政府予算の該当部分を示します。

家計の年収を360万円と仮定すると、月々の給与(税収+税外収入)は30万円となります。家計(政府予算)における1カ月の生活費(一般歳出)は、通院・薬代、祖父母への給付(社会保障)のほか、教育費(文教および科学振興)、家の修理代(公共事業)などもかかるため、合計で31万円が必要です。既に、この時点で家計は赤字ですが、その他にも、田舎への仕送り(地方交付税交付金)に9万円、ローン元利金返済(国債費)に13万円を充てなければならず、結局、足りないお金23万円を新たな借金(国債発行)で賄わなくてはなりません。従来のローン返済を行なう一方で、その返済額の2倍近くの新しい借金をしなくてはならないうえ、こうした状況が長い間続いていることから、借金残高は年々増加し、現在ではローン(借入)

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