ソニーストア 名古屋がリニューアルオープン - 「ソニーのカメラをフルに体感できる日本初のストア」
ソニーマーケティングは、2015年2月27日、名古屋・栄のソニーストア 名古屋を、リニューアルオープンした。この3月に5周年を迎えるのにあわせ、店内を大幅に改装。デジタルカメラの展示スペースを店内の約半分にまで拡張し、「ソニーのカメラをフルに体感できる日本初のストア」であることが特徴だ。
愛知県にはソニーEMCSの幸田サイトがあり、1972年の設立以来、ユーマチックやベータマックスなどのビデオ機器、8mmビデオ、ハンディカムを生産。現在でも映像機器の拠点として、αシリーズ向けのレンズ生産を行っている。
河野社長は、「αシリーズにおいて重要な役割を担うのがレンズ。同じ愛知県内に交換レンズの生産拠点があること、そして名古屋の店舗はソニーストアのなかでもデジタルイメージング(DI)の販売比率が高いこともあり、今回のリニューアルではDI中心の店舗とした。今後、こうした取り組みを他店舗にも展開したい」と説明した。
また、ソニーマーケティングのカスタマーマーケティング部門・浅山隆嗣部門長は、「ソニーストア 名古屋では、売り上げ構成比の約4割がDI製品。これを売り場構成比と同様に5割程度まで引き上げる。すでにソニーストア銀座でもαシリーズの展示スペースを増やす取り組みを行っている」とした。
ソニーストア 名古屋の土谷壮一店長は、「カメラファンのほか、子供をかわいく撮りたい、季節の花を鮮やかに撮りたい、気の合う撮影仲間と大画面で写真を見たいといった幅広い層に向けて、ソニーのカメラを体験・体感しながら提供することができる店舗。写真を楽しむ仲間が自然と集うストアが目標。家族やカップルも入りやすい店舗を目指している」と述べた。
「ソニーはレンズ、イメージセンサー、画像処理エンジンのすべてのコアデバイスを内製できる。そうした優位性を生かすのがカメラ戦略の基本姿勢。
交換レンズでは昨年、3回ほど販売台数で2位に入り、キヤノンやニコンに追随している」(河野社長)。カメラ本体の販売台数からみれば、ソニーの交換レンズが2位に入るのは珍しいことで、それだけユーザーの期待が集まっていることが伺える。
また、河野社長はソニーが本当のカメラメーカーになるための条件として、「ソニーはカメラ分野においてはチャレンジャーであり、その姿勢を見せるためにも、売り場づくりやコミュニケーション投資が重要である。今回のソニーストア 名古屋のリニューアルにおいて、DIの展示を増やしたのは、ソニーがカメラ分野に積極的に展開していく姿勢を示したものであり、ソニーストアにとっても大きなチャレンジになる」と語った。
●カメラを体験する場所とユーザー集う場所を用意
1階フロアの3分の1強をDI製品の展示コーナーとし、αシリーズの撮影体験スペースや、製品ラインアップの展示、レンズコンサルティングスペースを配置した。実際にカメラを手にして、動く被写体でもブレずに、暗所でも明るく撮影できることを体験することで、ソニーのレンズやイメージセンサー、画像処理エンジンなどの技術力を感じてもらうことが目的だ。
「動体、暗所、色彩、望遠、ポートレート、マクロ、これらすべての撮影を体験できるスペースを用意した。また、レンズコンサルティングスペースでは専門アドバイザーが常駐して、AマウントおよびEマウントのすべてのレンズを試すことができ、利用シーンや要望にあわせて最適なレンズを提案できる」(土屋店長)という。
2階フロアでは、「写真を語り、集う場所」と位置づけるオープンスペースのαコミュニティ、「撮る楽しさを学べる場所」とするα Cafe体験会を実施できるエリアを用意。
α Cafe体験会は今年度だけで、すでに357講座を開講し、2,578人が参加した。「3月は57講座を開講する予定。ほとんどが無料の講座であり、写真の撮り方や交換レンズを使った楽しさを、専門用語を使わずに教えることができるのが特徴。撮る楽しさを手軽に学んでもらえる」(土屋店長)。また、αコミュニティは、α Cafeの参加者が気軽に利用したり、ママ友サークルなどが利用できるように開放する。さらには動画編集などのワークショップも随時開催するという。
○好調なハイレゾ製品
120型の4Kプロジェクターを用いて、撮影した写真を鑑賞できるシアタールームも用意。
ここではハイレゾオーディオシステムも同時に試聴できる。そのほか、ウォークマンをはじめとしたハイレゾオーディオ製品、4KテレビやVAIO、Xperia、PlayStationなどを展示。それぞれのアクセサリー類の展示も豊富だ。
ソニーマーケティングの河野社長は、「4K、ハイレゾ、αの3つのカテゴリーが、ソニーが差異化できる領域だと捉え、それらの分野で高付加価値による市場活性化を図る。4Kテレビでは、96週間連続ナンバーワンシェアを獲得。ハイレゾオーディオにおいては、ハイレゾウォークマンの出荷台数が15%増、ウォークマンの平均単価が27%増、ソニーのオーディオ関連機器の売上高に占めるハイレゾ関連製品の売上構成比が30%を突破している。ヘッドホンもハイレゾ化の効果で販売金額が前年比10%増となっている」と説明した。
また、河野社長は札幌、福岡にもソニーストアを出店する方向で検討していることを明らかにした。
出店時期などについては明言しなかった。
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