「今さら聞けない ! 」マーケティング担当者のためのアドテクノロジー (3) DSPの基本機能「入札(オークション)」を見てみよう!
や「仮説」「意思決定」「評価」を行っていくための基本を押さえていきましょう。
というのも、今後もさまざまなテクノロジーが開発・導入されていくことが予想されますが、基本的な仕組みを理解しておくと、目的に応じて必要なテクノロジーを使い分けていくことができるためです。
マーケターは今後、目的達成に必要なテクノロジーを選択し、高速PDCAを回すことで施策の最適化を図っていくスキルが必要となると考えています。
本稿では、RTBの根幹を担うオークション分野の仕組みについて整理してみましょう。
○オークションの種類 - DSPは封印型セカンドプライス
公開型オークション - 競り上げと競り下げ
「オークション」は、マーケットデザインという新しい経済学のなかで、研究事例としてよく取り上げられます。マーケットデザインとは、モノを適切に配分するための社会的な仕組みを考案したもので、オークション以外にもマッチング理論やゲーム理論なども扱います。オークションと聞くと多くの人は、有名な絵画などの芸術作品が値上げ形式で入札され、最高額にて落札されるといったイメージを思い浮かべるのではないでしょうか。
このように、競争相手の入札額がオープンで最も高い値を付けた人物が落札できる仕組みを、公開型(open bid auction)