2015年3月12日 09:54
ダイエットには杜仲茶がいい? - やせる仕組みと激ウマ杜仲茶レシピを紹介
小林製薬はこのほど、都内にて「杜仲葉研究の成果 "アスペルロシド"で基礎代謝アップ 健康のための『胆汁酸ダイエット』セミナー」を開催。杜仲茶摂取から得られるメリットや杜仲茶を用いたレシピなどを、各分野のスペシャリストが講演した。
○ダイエットのカギを握る「胆汁酸」とは
慶應義塾大学大学院の渡辺光博教授は、「基礎代謝アップ 健康のための胆汁酸ダイエット」との題で講演した。
渡辺教授は、たまった脂肪を燃焼させるためには「肝臓」「筋肉」、そしてためた脂肪を燃やす「褐色脂肪細胞」の3つの代謝の"スイッチ"をONにすることが大切だと解説。そのためのカギとなるのが、「胆汁酸」だ。
胆汁酸とは、食事と共に腸で分泌される消化液のことを意味する。胆汁酸は、血中内でホルモンのような働きをすることで、脂肪燃焼の指示を出す。すなわち、血中の胆汁酸量が増えれば、熱産生により基礎代謝が上がるというわけだ。
実際、胆汁酸のコントロールによって体重や内臓脂肪が減り、糖代謝がよくなるという研究も得られている。胆汁酸ダイエットとは、この3つの代謝にうまく働きかけることで「基礎代謝を高め、効率よく脂肪を燃焼させる」ことを目指しているのだ。