九州大、線虫を用いて尿1滴からがんを検出する技術を開発
同成果は九州大学大学院理学研究院/味覚・嗅覚センサ研究開発センターの広津崇亮 助教、伊万里有田共立病院の園田英人 外科部長、九州大学大学院医学研究院消化器・総合外科の前原喜彦 教授らの研究グループによるもの。3月11日付けの米科学誌「PLOS ONE」に掲載された。
がん患者には特有の匂いがあることが知られており、がん探知犬を用いたがん診断が試みられているが、犬の集中力に左右されるため、1日5検体程度しか調べることができず、実用化は困難な状況にある。一方、線虫は犬と同等の嗅覚を持ち、匂いに対する反応も調べ易い。飼育も容易で、さまざまな実験技術が開発されていることから、がんの匂いおよびその受容体の同定を行うことができると期待される。
今回の研究では、線虫ががん細胞に特有の分泌物の匂いに反応することが判明。
その後、血液よりも診断が容易である尿に対する反応を調べたところ、がん患者の尿には誘引行動を、健常者の尿には忌避行動を示すことがわかった。また、テストをした数十種類のがんすべてに反応を示しただけでなく、早期がんに対する反応も確認された。さらに、線虫を利用したがん診断テストを実施したところ、感度(がん患者をがんと診断できる確立)は95.8%、特異度(健常者を健常者と診断できる確立)は95.0%だった。
現在、国内のがん検診受診率は約30%にとどまっており、その理由として「面倒」「費用が高い」「痛みを伴う」「時間がかかる」「がん種ごとに異なる検査を受ける必要がある」などが挙げられている。同研究グループは「この技術が社会実装されれば、がん検診受診率の飛躍的向上とそれによる早期がん発見率の上昇、がんの死亡者数の激減、医療費の大幅な削減が見込まれる」とコメントしている。
今後は、がんの有無だけでなく種類まで特定できるような技術の開発を進めるとのことで、すでに特定のがんだけに反応しない線虫を作製することに成功しているという。
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