2015年4月7日 11:00
エジプト労働記 (43) 店員さんが持ってくるもの
異国エジプトで、ダブルワークならぬトリプルワークをこなす"おろぐちともこ"が、仕事や現地生活をマンガとコラムでご紹介。ピラミッドだけじゃないエジプトをお楽しみください。(毎週火曜更新予定)
【欲しいのはそれじゃない…!】
伝統的な女性服「アバーヤ」を買いにいったときのことです。アバーヤは長袖と足元まですっぽり覆う長裾ワンピースのような服で、基本は黒。それだけ聞くとすごく地味なイメージがあるのですが、金、銀、紫、青、赤などの色とりどりの刺しゅうやレース・ビーズの装飾が施されているので、実は結構かわいいのです。
ただし、1つ1つデザインやフォルムが違うので、自分好みの1着を探すのは一苦労。服屋さんで自分のお気に入りを探すべく大奮闘する必要があるのです。店内を見て回りつつ、店員さんにも「こんな感じのを探しています!」と伝えてアバーヤ探しを手伝ってもらうことに。
使える手段は全て使います。
しばらくたって店員さんが持ってきてくれたアバーヤ。あれ、私の希望が30%も入っていないのは気のせいかしら…? 欲しいものとデザインがぜんぜん違うのは、うまく伝わっていなかったせいかも…。悪いなあと思いながらも「それは欲しくないです」