モデルケースから学ぶ、PoEネットワークスイッチの使いどころ (1) 概要編
PoEに対応したスイッチのラインナップも豊富に揃えている。NETGEAR社の主なPoE対応スイッチは次のとおりだ。
表 2 主なPoE対応スイッチ
マネージスイッチは、きめ細かな管理ができるスイッチのカテゴリだ。VLANやQoSをはじめとする企業向けネットワークで要求されるさまざまな機能を備えている。設定や管理はWebブラウザによるGUIでも、コンソールやTelnet/SSH接続でのコマンドラインでも可能だ。主にネットワークのコア部分や大規模なネットワークにおけるエッジ部分で利用されることが多いカテゴリだ。
スマートスイッチは、WebブラウザによるGUIで直感的な設定や管理ができるカテゴリとなる。マネージスイッチと同じように、VLANやQoSをはじめとするさまざまな機能を備えている。
ネットワークのコアからエッジ部分での用途が多い。
アンマネージプラススイッチは、通常のレイヤ2スイッチのデータ転送に加え、VLAN、QoSなどの基本的な機能を備えている。設定や管理は専用のアプリケーションで行い、PCなどを収容するエッジ(境界)部分での用途が多い。
上記にまとめたPoE対応スイッチを見ると、NETGEAR社はさまざまな用途向けの製品ラインナップを展開していることがわかるだろう。