Apple、最初のHomeKit対応デバイスは6月登場か
Appleが公式声明を出す14日未明(米東海岸時間)、Fortuneは独占レポートとしてHomeKitの提供時期がずれ込む見込みを関係者の話として報じている。もともとAppleはHomeKitの正式なローンチ日を一般公開しておらず、関係パートナーに対して内々に通知している状態だとみられる。だがFortuneによれば、CES時点での関係者の話として「春ごろ」というコメントが出ており、後にパートナーの1社がRe/codeに語ったところによれば「母の日(5月上旬)か父の日(6月上旬)の時期」を見込んでいるなど、少しずつ時期がずれ込んでいる様子がうかがえる。Fortune報道も、こうした経緯の中でパートナーの準備が整い、一斉に製品投入が行われる時期をうかがってのものということが背景にあるのではないのだろうか。
だが同件を受けた数時間後、WSJを含む報道各社が次々とApple広報Trudy Muller氏のコメントを引用して公開した記事によれば、「HomeKit (のハードウェア認証)が利用可能になってからわずか数ヶ月ながら、すでに何十ものパートナー各社がHomeKit対応アクセサリ市場投入へのコミットを行っており、最初の製品は6月にも登場することになる」という。
Appleの開発者会議「WWDC 2015」が6月8日から開催されることもあり、おそらくはこの「最初の製品」が基調講演などで紹介されるのではないかとみられる。
また製品登場は望めずとも、少なくともHomeKitに関して何らかの発表がこのタイミングで行われる可能性は高いのではないか。実際、すでに自社のプラットフォームがHomeKitの正式認証を受けたことを公表するベンダーも登場しており、対応製品登場は間近というのが確かだろう。
「HomeKit」はiOS 8以降に登場した家電やアクセサリをiOSデバイスから制御するためのフレームワークであり、HomeKitに対応したスマートデバイスであればiPhoneやiPad上から一元管理し、その制御を簡単に行える。HomeKitならではの特徴としては2点あり、1つはSiriを使って音声制御が可能なこと、もう1つは部屋単位やデバイス種別(フロア内の照明など)単位でグルーピングを行って一斉制御が可能なことで(1つのデバイスが複数のグループに参加可能)、デバイス数が増えるごとに複雑になりがちな家電制御が容易になるよう工夫されている点が挙げられる。特にグルーピングしたデバイス群には名称を付与して、これをSiriから「"寝室"の電気をすべて落とせ」("寝室"がグループ名)のような形で指示可能だ。
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