2015年5月21日 16:19
ボタンひとつで動きを設定できる産業用ロボット - Universal Robots CEOが自社製品を説明
大手恊働ロボットメーカーUniversal Robotsは最高経営責任者であるエンリコ・クロー・イバーセン氏が来日し、同社の製品および事業戦略を説明した。
恊働ロボットとは、工場の製造ラインなどで、作業者と同じ空間で利用される作業ロボットのこと。Universal Robotsはこの分野でトップランナー的存在で、売り上げ・販売台数で競合他社を圧倒する実績を持つ。2005年の設立以来、順調に成長を遂げており、その成長速度に目を付けた大手計測器メーカーテラダインによる買収が5月18日に発表されたばかりだ。
同社のロボットの最も大きな特徴はプログラミングが容易であるという点だ。専用のタブレットからメニューを選んでいくことでプログラムを組み立てることが可能となっている。プログラミングの方法はもう1つ用意されており、そちらはさらに簡単だ。タブレットの裏にあるボタンを押すと、ロボットが学習モードに切り替わり、作業者が各関節を自由に動かして、どのように動いて欲しいかロボットに教えることができるのだ。
これは、モーターやギアがどのように動いたかを記録し、それを再現しているのだという。「協働ロボットにとって重要なのは安全かつ簡単に使用できるということ。