くらし情報『北大、クワガタムシのオス/メスの性別を決定する遺伝子を発見』

2014年2月7日 10:38

北大、クワガタムシのオス/メスの性別を決定する遺伝子を発見

北大、クワガタムシのオス/メスの性別を決定する遺伝子を発見
北海道大学(北大)は2月6日、クワガタムシのオス/メスの性別を決定するために必要な遺伝子の同定に成功したと発表した。

同成果は、同大の後藤寛貴氏、宮川一志氏、三浦徹 准教授、石川麻乃氏、石川由希氏、杉目康広氏、ワシントン州立大学のLaura C. Lavine氏、モンタナ大学のDouglas J. Emlen氏らによるもの。詳細は「PLoS Genetics」に掲載された。

生物の中にはオスとメスで大きく異なった姿をしている種類が多く存在しているが、なぜそうした差が発生しているのかはよくわかっていなかった。そこで今回研究グループは、オスは大きな「ハサミ」と呼ばれる一対の大顎を持つが、メスではそうした大顎の発達が見られないクワガタムシに着目。その性決定遺伝子の1つである「doublesex (dsx)遺伝子」に注目し研究を行ったという。

具体的には、これまでの研究からクワガタムシでは幼若ホルモン(juvenile hormone:JH)がオスの大顎発達を引き起こすことが報告されていたことを受け、性決定遺伝子が大顎のJH応答性制御を通して、雌雄の大顎発達の違いを生じさせているという仮説を立て、材料として用いた「メタリフェルホソアクワガタ(Cyclommatus metallifer)」

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