くらし情報『睡眠時無呼吸に伴い血圧が異常上昇するタイプの高血圧を確認-オムロンなど』

2015年6月10日 19:31

睡眠時無呼吸に伴い血圧が異常上昇するタイプの高血圧を確認-オムロンなど

睡眠時無呼吸に伴い血圧が異常上昇するタイプの高血圧を確認-オムロンなど
オムロン ヘルスケアは6月10日、夜間血圧の平均値は一見正常でも、睡眠時無呼吸症候群が発生した時の血圧が200mgHg以上に上昇するタイプの高血圧があることがわかったと発表した。

同成果は同社と自治医科大学 循環器内科学部門の苅尾七臣 教授らの共同研究によるもので、6月12日にイタリア・ミラノにて開催される「第25回 欧州高血圧学会」のシンポジウムで発表される。

血圧は朝は低く、日中に上昇し、睡眠中は落ち着くのが一般的だが、朝の血圧が高い「早朝高血圧」や夜間睡眠中も血圧が高い「夜間高血圧」の患者は脳卒中などの心血管病リスクが高いことが知られている。中でも夜間の血圧は病態や予後との関係が深いと考えられている。

夜間高血圧の原因としては、睡眠時無呼吸症候群、心不全や腎不全などがある。特に、睡眠時無呼吸症候群は、降圧治療をしていても血圧がコントロールされない「治療抵抗性高血圧」の最も多い要因と考えられており、患者数は日本だけでも200~300万人と推定されている。

両社は睡眠時無呼吸を検知した際に血圧測定を開始し、急激な血圧の上昇を検出する研究用試作機を開発し、その実証研究を2012年より実施してきた。

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