くらし情報『睡眠時無呼吸発生の際は、血圧が200mmHg以上まで上昇することを確認』

2015年6月15日 13:21

睡眠時無呼吸発生の際は、血圧が200mmHg以上まで上昇することを確認

睡眠時無呼吸発生の際は、血圧が200mmHg以上まで上昇することを確認
オムロン ヘルスケアはこのほど、自治医科大学との共同研究により、睡眠時無呼吸に伴って血圧が200mmHg以上に上昇する危険なタイプの高血圧があることを明らかにした。

同社では、自治医科大学 循環器内科学部門の苅尾七臣教授とともに、睡眠時無呼吸症候群の患者が睡眠中に無呼吸発作を起こすときの急激な血圧上昇に関する研究を行っている。

血圧は通常朝は低く、睡眠中は落ち着くというのが一般的だが、朝の血圧が高い「早朝高血圧」や、夜間睡眠中も血圧が高い「夜間高血圧」の患者は、脳卒中などの心血管病リスクが高いことが知られている。夜間高血圧の原因のひとつには、睡眠中に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」などが考えられているという。

同疾患の患者は、睡眠時に無呼吸になることにより急激に血圧上昇が発生し、心臓などに大きな負荷がかかる。心血管病の発生は夜間から朝方に多いことが知られているが、この急激な血圧上昇がその強力な危険因子になると考えられている。

同社と自治医科大学では、睡眠中のSp02(動脈血酸素飽和度)の低下によって睡眠時無呼吸を検知した際に血圧測定を開始し、睡眠時無呼吸に伴う急激な血圧上昇を検出する研究用試作機を共同開発した。

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