2015年6月18日 19:57
パスワード再発行機能に潜むフィッシング詐欺、GmailやYahoo!メールで被害
シマンテックは16日、各種メールプロバイダのパスワード再発行機能を悪用した、モバイルユーザーを標的とするスピア型フィッシング詐欺が増加していると、同社ブログにて注意を促した。
これによると犯罪者は、メールプロバイダにおいて利用者がパスワードを忘れた際に使用するパスワードの再発行機能のうち、携帯電話に送られる「確認コード」を利用して、メールアカウントにアクセスする。確認されたほとんどのケースがGmail、Hotmail、Yahoo!メールのユーザーだという。
具体的な流れとしては、被害者のメールアドレスと携帯電話番号を入手している犯罪者が、被害者のメールアカウントにアクセスし、パスワードを忘れた際に使われる代替認証をスキップし、確認コードを携帯電話にSMSで送付するというオプションを選択することから始まる。
犯罪者がSMSオプションを選択すると、アカウントの本来の持ち主である被害者の携帯電話に、SMSで確認コードが送られることになる。ここで犯罪者は、被害者の携帯電話に、SMSで「あなたのアカウントに不正なアクセスが検出されました。これを止めるために携帯電話に送られた確認コードを返信してください」