くらし情報『東京都、手足口病が警報基準を超えたと発表--「全く治らない」と心配な声も』

2015年7月10日 12:14

東京都、手足口病が警報基準を超えたと発表--「全く治らない」と心配な声も

東京都、手足口病が警報基準を超えたと発表--「全く治らない」と心配な声も
東京都福祉保健局は7月9日、子どもの感染症である手足口病が東京都の警報基準を超えて流行していることを明らかにし、小児を持つ家庭などに向けて注意喚起をした。

手足口病は、ヘルパンギーナと咽頭結膜熱(プール熱)と合わせて「三大夏風邪」とも呼ばれ、毎年夏に流行する小児の感染症。同局によると、手足口病の患者の約94%は6歳以下の小児で、2歳以下が半数を占めるという。

手足口病はエンテロウイルスやコクサッキーウイルスを原因とする病気で、手や足、口内などを中心に水疱(すいほう)を伴った発疹が出ることが特徴。37~38度の発熱や喉の痛み、食欲の低下などの症状が出る。乳幼児に発症例が多く、潜伏期間は3~6日間、症状は2~4日間ほど続くとされている。

既に患者数は高水準となっており、6月29日~7月5日(第27週)の1週間においては、都内264カ所の小児科定点医療機関から報告された定点当たり患者報告数(都内全体)が、5.87人/週となった。同局によると、過去5シーズンでは平成25年の流行時に次ぐ高い数値とのこと。


また、保健所別の患者報告数が「警報基準値」を超えたのは、31保健所中15保健所に達した。

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