2015年7月14日 10:23
東京都、広域交通ネットワーク計画で臨海部と品川に地下鉄構想
東京都は7月10日、広域交通ネットワーク計画に関する「交通政策審議会答申に向けた検討のまとめ」を発表した。
同資料では、運輸政策審議会答申第18号(平成12年)における「平成27年までに開業することが適当である路線(A1)」「平成27年までに整備着手することが適当である路線(A2)」「今後整備について検討すべき路線(B)」について検討している。
A1の16路線すべてはすでに開業あるいは事業中の状況にある。一方、A2およびBに分類される路線は、事業主体や収支採算性などの課題があり、都内の全路線が未着手となっているという。さらに、現答申に位置づけがない路線についても、国や区市町村、鉄道事業者で検討されている路線などは検討対象とした。
平成27年までに整備着手することが適当である12路線(A2)
今後整備について検討すべき9路線(B)
その他路線
これまで対象路線について個別に需要予測を行って評価していたが、空港アクセスに資する路線や東京臨海地域の交通需要に対応する路線は複数の路線が計画されていることから、比較検討が行われた。
空港アクセスに資する路線は、新空港線「蒲蒲線」、JR東日本羽田アクセス線、都心直結線の3路線が比較された。